導入事例

発注から納期回答までスムーズに展開
手間の削減と効率化に貢献

株式会社コスモビューティーは、1949年、工業用特殊洗剤の製造販売からスタートさせ、近年では化粧品・医薬品・医薬部外品を手掛ける清浄・清潔・美化に関する総合メーカーとして幅広く事業を展開。商品コンセプトから企画立案、製品化までのすべてを一貫して請け負うOEM・ODMのプロフェッショナル企業として、年間4000件の試作実績、海外対応力を強みに、国内最高水準のクリーン工場から確かな品質、世界標準コストの製品を提供されています。

2020年、他社生産管理システムからの切り替えで「Factory-ONE 電脳工場MF（以下、電脳工場）」を導入。その後、電脳工場と連携可能な弊社クラウド型EDIシステム「EXtelligence EDIFAS（以下、EDIFAS）」も活用いただき、積極的に効率化に向けて取り組まれています。また、今後は製造業のDX化を課題に、“この先も100年続く企業”を目指し、成長を加速されています。

今回は、どのようにEDIFASの導入を進めたか、また導入によって解決された課題についてお伺いしましたので、ご紹介いたします。

仕入先の抵抗がなく、スムーズに展開できた

ーEDIFASの導入はどのように進められましたか。

時代の流れから、EDIでのやり取りは主流になると思っていたし、仕入先の抵抗が最初からなかったので、意外と導入しやすかったです。発注～納期回答取込までの運用をしています。

最初、約4社の仕入先に集まってもらい、メリットを含めてEDI運用説明をしました。どこの仕入先も、弊社が納期変更依頼が非常に多く、FAX運用での負担を感じていたので、すぐに受け入れてくれました。今年に入ってから、7社の仕入先に対してはマニュアルと問い合わせ先だけ提示して運用を勧めましたが、スムーズに展開することができました。

EDIを導入して2年が経過し、現在は取引規模の大きい約10社の仕入先とEDIFASで繋がっています。まずスモールスタートという事で10社のみでしたが、FAX廃止や電子取引の流れになりつつあるので、100社、200社と展開し、将来的には約800社の仕入先とEDIFASで繋がりたいと考えています。

電子媒体でやり取りする時代の流れに上手く乗れた

ー導入効果をお聞かせください。EDIFASの導入効果は、相当ありました。今まで数えきれない程の沢山の紙をFAXで送り合い、行き違いなどありましたが、電子媒体でやり取りをするという時代の流れに上手く乗れたと感じています。

最初、社内担当者の中には導入に抵抗する者もいましたが、納期回答を手入力する手間が無くなり（自動で電脳工場に書き込まれるので）、今では喜んでいます。また、弊社はOEMを行っているので、お客様のブランドを作っていく上で、お客様の納期前倒しや遅らせたいというご依頼に合わせ、生産スケジュールを度々変更します。これに合わせ、発注情報も5、6回変更することがあり、仕入先と合わせてカウントすると10回以上FAXでやり取りしていたので間違えることも多かったのです。そのような対象を優先にEDIを導入し、ミスを防ぐことができました。

紙からデータでの金額照合へ運用を切り替えたい

ー今後の取り組みについてお聞かせください。

特に、紙で取り引きを行っている仕入先については、「こちらの検収金額と先方の請求金額に誤差が発生する」問題がたびたび起きています。EDIFASを利用し、検収情報などのデータをやり取りすることで、「事前に検収金額と請求金額の誤差を把握する」照合用データの活用ができますので、早急にEDIFAS展開を行い、紙からデータでの金額照合へ運用を切り替えたいと思っています。

interviewee（先頭写真左より）
購買部　部長　石川 裕志様
IT部　課長代理　石原 治様
執行役員　中川 忠洋様

エクス・営業からコメントコスモビューティーの皆さま、ありがとうございます。今後も、多くの課題に積極的に取り組まれる御社をサポートし、業務効率化に貢献していきたいと思っております。